14 de Julio 2018
パルム・ドール受賞の、、、
「万引き家族」観に行った。
前に是枝監督の映画観たのは、「そして父になる」でした。
パルム・ドール獲ったことで、テレビやら何やらで目にして気になっていたので行ってみた。
「誰も知らない」の時のようなやりきれない想いになるような気がしていたけど
やっぱり少し似た感情を抱いた。
血縁関係が一切ないバラバラの人間が集まって、偽家族が形成されている。
彼らは一般社会から外れた生活を送っている。
最後に家族の一員となったのは、小さい女の子。
本当の母親から虐待を受けていた。
「その虐待から救いたいという想い」から女の子をそのまま自分のところで暮らさせてしまう。
結局はそれが誘拐となってしまう。
そういう「想い」から様々な行動を起こしてしまう。
それが犯罪に繋がるのだけど、でも、なぜだか断罪したい気持ちにならない。
想いに共感してしまい、同情してしまった。
連れ去られた(ということになった)女の子は、新しい家族で幸せに暮らしていた。
愛情が感じられたから。
だけど、結局犯罪は見つかるところとなって、偽家族はバラバラになり、
女の子も親の元へ戻された。
世間的には「無事に戻って良かったね」というところなのだが、
彼女の今後は決して保障されないような思いに駆られる終わり方をし、
私はそのワンカットまで全然涙していなかったのだが、その一瞬だけで、嗚咽状態に・・・。
勿論、見終ったあとの爽快感や幸せ感、は感じられない映画だったけど、
『映画』として「とても良かった」。。